好き過ぎて、約一年前のあの日までは、他所様のボールを咥えたら決して放そうとはしない事が大きな悩みの種であった。
けれども“あの日”以来、その悩みはすっかり解消されて、他の飼い主さんがボールを出すたびに緊張して警戒しなくて良くなり、お散歩時の憂鬱感はおかげでかなり解消されたのである。
この1年ほどは本当にレモンにとっても、お散歩時のお友達の飼い主様へのねだってのボール遊びは楽しい一時だったと思うのである。
ここへ来て最近、またボール遊び事情に変化が出てきた。
お友達のボールでも、抱え込まずに遊ぶことが出来るようになったのに、しばらく遊んで満足してくると、抱え込みの悪い癖が出てきたのである。
当然私は、伝家の宝刀、伸縮リードの持ち手部分をかざして、「放さないとまたポコンと行くよ作戦」に出るわけなのだが、それに対してレモンは両手でブロックしてきて、ウ~ウ~唸りながらなかなか放してくれなくなったのである。

それでもかつての抱え込みよりはやっかいではなく、暫らくリードの持ち手をかざしつつ格闘していると、必ずボールをポロリと落とす瞬間がある。そこですかさずボールを奪い返して終了する。
どうやらレモンの中で葛藤があるようで、「放して」のコマンドで放すと、ボールを持ち主に返されてしまうが、コマンドは聞かねばならぬという気持ちの揺れ動きがあるようなのである。
大抵は、伝家の宝刀を持ち出す前に、まずは「放して」とコマンドを出すのだが、その際逡巡した挙句、放すことは放すが、地面に置いたボールに口が付くほど顔を近付け、私がボールを拾おうとするとすかさずまたボールを咥えるのである。
けれどもその咥えたボールも、以前のようにしっかり咥えて放さないのではなく、葛藤の狭間で咥え方がかなり緩い。
なのですったもんだしているうちにポロリと落としてしまうのである。
でもね、レモン。そのボールは返してしまうから魅力的なんであって、自分の物になった途端飽きて遊ばなくなるじゃない?
他犬の物だからいいんだよね。
だから素直に返そうね。
放したくないけど放さなくちゃいけない、揺れる乙女心のレモンに、ポチッとお願い。



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でも自分の中でどうしよーって葛藤があるんだぁ(笑)
言われてることに従わなきゃいけないのはわかってるけど放したくないってのもあるのね。
でも前のことを思うとかわぃぃですね♪♪
後はまた放してくれなくて大変ってならないように気をつけながらって感じでしょーかねー。
それにしてもブロックしちゃうレモンちゃん可愛すぎぃーo(〃^▽^〃)o

葛藤するなんて高等な知恵ですよね
きっと、人間ってやっかいだわァ~とか思っていたりして(笑)


お友達のボールをお借りした時には、こうなる前にお返しするようにしてますが、見極めが難しいんです~。
まぁ、以前と比べると、断然取り返しやすいんですけどね。

1年前のあの日以後、レモンなりにどうしたら返さなくてもポコンとされずにすむか、考えていたのか?と思ってしまいます。
でも、時々なかなかすんなり取り返せないでいると、「明日返してくれればいいわよ。」と言って頂ける時もあるのですが、それで家まではしっかり咥えて帰っても、玄関のところであっさり放したりするんですよ。
自分のテリトリー内に持ち込めばもう大丈夫とでも思っているのかしらね。

放さなくてはいけないと解っているレモンちゃん、葛藤しているレモンちゃんがすごく可愛いです

家がお散歩に行く公園にもいますよ。
ボール大好きな子。やっぱり人のが良いみたい

でも、ボール命の子のボールだったら大変な事態がおこっちゃいますもんね。

あの事件、レモンちゃんにとってはショックだったとは思いますが、トラウマになる程の出来事ではなかったですものね。
家のドロシーもランに行くと人のボールを欲しがって困ります。
二人っきりで遊んでいるとこんなに大好きなボールなのに・・・
マイボールがもっともっと好きになるように努力しているのですが・・・
私も悩みの一つです。


レモンのお友達も、幸いボールに執着しない子ばかりですけど、ボール大好きっ子同士だと、バトル勃発にもなりかねませんから、やはりすんなり返してもらえるようにしたいところです。

割りとボールに執着のない子でも、お友達のボールは欲しがったりしますからね~。
他のこのボールって魅力的に見えるんでしょうね。
完全に以前の状態に戻ってしまわないように、気をつけねばなと思う今日この頃です。

完了ですよん(*^_^*)
レモンちゃん 本当にボールが大好き
なんですね♡
ちょっと抵抗してみたら離さなくて
良いかも?って知恵がついたのかな?
お友達が持ってるのが良く見えるのは
人間の子供も同じですね^^


これで本当に奪い返しそこねると、これでいけると勘違いされてしまいますから、私も必死です。
でも持ち主さんに「明日でいいですよ~」って言われて、結局取り返せたのが家の玄関前なんて事もあるんですけどね。

レモンちゃんって、やっぱりガウディに似てるところあるなぁ。
ガウディは、ガムや骨を食べてる途中で“持ってきて”っていうと、“ウー”って言ってから、指示に従ったりします。
持っていきたくないって気持ちが、“ウー”で表現されてるみたいです。
他には、ソファにいるときに、“下りて”って指示した時も同じく・・・。
エボニーなら、従いたくない時は、そのまま指示を無視しますけど、ガウディは違うんです。
ガウディは4、5ヶ月の仔犬の頃から、すでに物や場所を頑固に守る傾向があって、本当に苦労しましたよ。
常に主導権を主張するタイプだし・・・。
表に出ている頑固さや荒っぽさだけじゃなく、内面には繊細さも持ち合わせてて、見たまんまでストレートなエボニーより接し方が難しいなぁ・・・と常々思っています。
レモンちゃんも、すご~く複雑に思考する頭を持っているんでしょうね。


主導権の主張といえば、レモンの場合は何と言っても、印象的に記憶に残っているのは、初めてのお散歩の時です。
それまで抱っこ散歩に連れ出していたといっても、その都度歩くコースは違っていたのに、初めて自分の足で歩くお散歩の時、自信に満ちて私より前を歩いていました。
行き先知らないはずなのにと呆れたものです。
でもレモンはガウディ君と比べると、繊細さには欠ける気がします(笑)
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