その飼い主さん松葉杖を付いて片足を固定している。
「どうしたんですか?」と聞くと「骨折してしまったんです。」と。別の方が、「入院しなくて大丈夫なんですか?」と聞くと、シェルティちゃんを見ながら、「この子がいるんで、本当は入院した方がいいと言われたんですけど、しなかったんです。」と仰った。
いつもシェルティちゃんを連れてきてるのは、松葉杖を付いているその男性の方なのだが、もしかしたらその方一人とシェルティちゃんだけの、一人と一匹暮らしなのかもしれない。
いつもはスタスタ歩き、いつもの犬の集まる場所に差し掛かると、ワホワホするシェルティちゃんは、飼い主さんと歩調を合わせゆっくり歩いている。犬の集まる場所に来ても、ワホワホしないのである。
なんて健気!なんて賢いの!!
もしも同じシチュエーションに私とレモンが置かれても、レモンは私の怪我にはお構いなしでいつもと変わらずリードを引張り気味に歩き、そして時々突然走り出して私が転ばされる事請け合いである。悪くすると骨折した所を再度骨折してしまうのではないかと思う。
いいなぁ~。飼い主の事を気に掛けてくれるワンコって。
レモンにあのシェルティちゃんの爪の垢でも煎じて飲んで欲しいくらいである。
レモンにあんな芸当は出来ないので、せいぜい事故や怪我には重々気をつける日々である。

レモンときたら、その松葉杖の方にまで『ボール投げて♪』とせがんでるし…。も、申し訳ない…!!
レモンの図々しいおねだりに飼い主赤面!!ポチッとお願い

※“続きを読む”以下は少々重い内容となっております。
精神的に参っている方、重い話はちょっと…とお思いの方は、遠慮なくスルーして下さい。
読むと大概の、犬をこよなく愛する皆様でしたら何とも言えない不快感を覚えると思いますので、お気をつけ下さい。
それはレモンがチビチビの子犬だった頃に、お尻から肉風船を出した時の事である。
その頃母は、先代の犬を亡くしてからずーっと犬を飼いたくて、でも自分の体力に自信がなくて飼えずにいたが、私が実家に戻ってきたのを機に子犬を迎えることができ、大変喜んでいたのである。あんまり嬉しくて近所中に「かわいい孫が出来たの♪見に来てね

レモンのお尻から肉風船事件が起きたまさにその日、1度病院へ行き一旦帰って来たちょうどその時にも近所のおばさんがレモンを見に来たのである。
しかし、引っ込まない肉風船に苦しそうなレモン、そんな状態で見せるわけにもいかず、レモンがお尻を気にして舐めたりまたいきんだりするので、私はレモンを抱えてなだめたり落ち着かせたりしながら、病院に電話しようと自室の携帯を取りに玄関を横切る所であった。
その時母はそのおばさんに事情を話して、「ごめんなさい。今日は見せられないの。」と言うと、その人は「そんなお尻の緩い子は、お店に返した方がいい。」と言ったのである。
な、な、なんだとー!!

その言葉を聞いた私は、ブチ切れ寸前である。母の顔を立ててギリギリの所で踏み止まったが、口を開けばその人に、知ってる限りの罵詈雑言、暴言、呪詛の言葉を浴びせかけそうであったので、無言でプイと自室へ向かったのであった。
その人は何の悪気もなく正当な事を言っているという感覚だったようである。けれどもそれは、命あるものを“商品”とみなした発言である。そんな脱腸になるような子は“不良品”なのだから“返品”するのが当たり前という訳である。しかし私はレモンを迎える時、“商品”を買ってきたというつもりは毛頭ない。保健所の里親譲渡会で子犬を貰い受けるつもりだったのが色々と思惑がはずれ、手ぶらでガッカリしながらの帰り道、たまたま目の保養に立ち寄ったペットショップで運命的な出会いを果たしたのがレモンである。その時、ケアンテリアという犬種については知らなかったが、ジャックラッセルテリアが始めて犬を飼うという人向きの犬ではないと言われている事は知っていた。と、言う事はレモンとて飼い難い犬なのかもしれないとも思った。だから私は、もしもこの子がとてつもない問題児になっても、あるいはややこしい病気になっても、それでも責任持って最後まで飼い続けられるかどうか、その“問題”という物を具体的に想像してみてしばし自問自答した後、家族として迎え入れることを決意したのである。
そう。家族なのである。
だからその近所の人に、それじゃあんたは病院へ行きさえすれば、それなりの処置を施せば、治ると解っている家族をさっさと見捨てて放り出すのか!?と、こう食って掛かりたかったのである。
大切な家族を“物”扱いされた事が悔しいやら腹立たしいやら、それはもう筆舌に尽くしがたいのである。
残念ながら、命ある生き物を“商品”としか思っていない輩は老若男女を問わずいるものである。そういう方々といくら対話を重ねても平行線を辿るだけだったと、以前偶然たどり着いた動物保護のボランティア活動をしている方のブログに書かれていた。
それならば…と、命を“物”として捉えてる人々に私は問いたい。
それじゃ、あなたにとって命って共に生きていく事って一体何なんだろね、と。

そう言う私もナルトを返品しちゃうとこだったんですけどね。
覚悟が甘かったんです・・・。
でも返したら、きっともう他のコを~ってできなかったと思います。
ナルトとの生活は、苦労ばかりで正直しんどいことも多いですが、家族を見捨てることは出来ませんもんね(笑)
そう言うどうしようもない意識の方とは、営業スマイルでスルーですよ。
本当にいくら話しても通じませんもんね。
は~。
ナルトも私の体調も気持ちも全くおかまいなしですよ・・・。
誰に似たんだかね~(笑)

うちもあわせて歩くとかはしないだろーなー。でも 帰りに階段上っていって、私が上ってくるの遅かったら、顔ちょこっと出して待ってますね。


ワンコを人と同じように命を持っている生き物として、また自分の家族としてではなく
商品としてしか見られない人って、
残念なことに想像以上に多いのですよね。
ペットショップなどで見かける「生体保証」なんてのは、良心的かなと思いつつ
実は「不良品だったら交換すりゃいいんでしょ」って事だったりしますからね~。
>“商品”としか思っていない輩は老若男女を問わずいるものである。
そういう方々といくら対話を重ねても平行線を辿るだけだった。
この話って悲しいことに事実だと思います。
それではどうすればいいのでしょうか?
個人的には例え遠回りで時間がかかるとしても
動物を同じ命を持つ生き物として、
そして家族として愛するという精神を
大切にする文化を育てていくしかなかろうかと・・・。
そのためには動物を家族として愛している自分達が
出来ることを少しずつでもやっていくことが大切ではないのでしょうか。
偉そうなこと書いちゃってすんませんです。
あ、ちなみにうちのアリさんも松葉杖ついての散歩は
120%不可能です(笑)

だから、しつけなんて全く入っていなさそうなワンコでも、飼い主のおじいちゃんに歩調をあわせているでしょ。
いざとなったら、ちゃんと飼い主に合わせることができるんですよ。
動物に対する考え方は人それぞれなので、一概には否定することはできないですけど、相手の気持ちを考えて発言するかどうか・・・
人としてのマナーの問題もあるかも
マナー


ナルトママさんの場合の“返品”は、そもそも自分がナルト君を正しく導いていけないかもしれない、ナルト君にふさわしい飼い主じゃないかもしれないという気持ちから出た事ですから、物扱いとは根本的な所が違いますよ。
結局はナルト君を諦めなかったわけですし。
私には営業スマイルはできそうにありません。
営業と言うからには心情を曲げてもニッコリする事で何らかの利益があると思うのですが、この場合はムカムカする気持ちしか残りませんから、愛想笑いをする必要なしと判断します。
勿論まともに話し合いする気も起こりませんから冷たくスルーですよ(笑)。

ワンコとか飼ったことがなくてああいう事言うのは、それでも許せないのですが、百歩譲ってその人自身は飼う事がないのだから生涯“返品”もしないのだろうとも思えます。
一番許せないのは、一緒に暮らしているのに物として見れる愚鈍さですかね。
自分達を100%以上に信頼しているあの眼差しを見ても返品だの処分だのできる神経が浅ましいやら鈍すぎるやらと思います。
確かにそういう輩は無視するに限りますが、そんな人に飼われている子が不憫でなりません。

説教なんて滅相もない。
老人というものは意固地の天才ですから、やいのやいの言っても、頑固になるばかりです。
お父様の言っている方法でなくとも、と言うかそうでない方が上手く行ってるし、幸せなんだという事を体現して見せ付けてやる他ないと思いますが。

そうですね。でも多分そういった方々にいくら口で言っても通じないんでしょうね。
家族として大切にしている子がいる方が、心豊かに楽しく暮らせるって事を自分自身で感じて貰わないとダメな気がします。

レモンでも私が足の骨折ったら、引っ張っちゃまずいって思ってくれるでしょうけね。
ネコ娘さんはお仕事の上で色々な考え方の飼い主さんにお会いする事もあるでしょうし、『この考え方はケースバイケースだな。』と思える事にも今まで遭遇してきた事と思います。
私も動物に対する考え方が人それぞれなのも、頭では理解していても、こと我が家のワンコのことを物扱いされたとなると、とても寛大な気持ちにはなれないのです。
こればっかりは譲れない所です。

人の価値観ほど違うものはないなと、社会生活
を送っていて思うことは度々です。
いいとか悪いとか判断するのは難しいですが、
自分はこうはなりたくないなとは思いますね。
このおばさんは、責任とゆうところの考え方が、あわさんとは明らかにちがうんだな、と感じました。
なんて、冷静ぶってゆってみましたが、私がその場に
いたらぶち切れてましたね。まちがいなく・・・

はじめてコメントさせていただきます!
いろんな意味で、あわさんのお考えに同感できるところが多々あり「ふむふむ・・ごもっとも!」とうなづきながら、いつも拝見しております!
うちにもケアンの女の子が2頭いるんですよ!
あとネコが4頭・・・
ドタバタにぎやかな毎日で~す!
また遊びにきますね!!
勝手ながらリンクさせていただきました!デヘっ


考え方が違うのは否めないのですが、例えばこの時「ああ、そうね。すぐお店に帰しに行かなきゃ!」となるのが常識な世の中を、私は良い世の中だとは思えません。
私だってその場に母がいなければ、食って掛かっていましたよ。

初めまして。
私の考え方に同感と思っていただき、嬉しいです。
ケアンが2匹もいるなんて、いいですね。
また是非遊びに来て下さいね。
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