以前にも書いたけど、おやつを持ったままでなかなか放さなくても、指を齧らないようにするし、食糞問題はまだ残ってるけど、お家でしっこもうんちもしてくれるようになった。
お客様がいてもいなくても、お散歩前にはリードをちゃんと持ってきてくれるし。
それで気を良くして、私は油断していたのである。
思えばそれらが出来ても、レモンにはまだまだ直して欲しいことだってある。
玄関チャイムや玄関先の訪問者に対する激吠えや、お散歩中、お友達ではないわんこに遭遇したときの激吠え。
そう言えば脚即歩行だって、いまだに出来ているとは言い難い。
そんな欠点だってあるのに、もの凄く良い子になったように錯覚していたのだろうか。
先日、私がちょいとそこまでお買い物に出かけようとしていた時、レモンは私の自室で寝ていた。
いつもなら私がいなくて、母がいるときにはレモンは居間に行って貰う。
だが、母も私が出かけてる間に、外出するかもと言うのである。
父は何度もレモンを脱走させてる前科があるので信用できない。
そんな時には、2階は自由に歩きまわれるが、1階に降りてこられないように、ゲート代わりのパネルを階段の所に立てかけておく。
でも今はレモンの癖などに不慣れなゲスト@留学生がいるので、レモンを2階でうろちょろさせておくのも心配であった。
私はちょいとそこまでのお買い物ですぐ帰ってくるつもりだったし、レモンはよく寝ているので、今回は自室の戸を閉めて、そのままそこで寝ていてもらうことにした。
もしも戸を開けてとバタバタしているようでも、私はすぐ帰ってくるから放って置くようにと母に伝えて出かけたのである。
それから多分30分前後?絶対に1時間は掛かっていなかったはずだが、お買い物から帰ってきて、自室に入ると、レモンがゴミ袋をあさっていたのである。
そのゴミ袋は、普段レモンの届かない所にあって、それを悪戯するには私の椅子に飛び乗らないといけないのだが、その椅子に今まで乗ろうとしなかったので、完全に無防備であった。
ゴミ袋の中には、確かチョコレートの付着した菓子袋も入っていたはずと思ったのと、レモンが何かを熱心に舐めているのを目にしたのがほぼ同時で、焦った私は「レモン!!何してるの!!」とすごい剣幕でレモンの舐めている物を取り上げようとした瞬間、多分レモンも私の剣幕に驚いたのであろう。
慌ててガブリと私の親指にくらいついたのである。
「いだだだだだ!!」と大絶叫する私に、またまた驚いて、我に返ったのか、私の指を放してくれたが、噛まれた親指は5つもの穴が開いていたのである。勿論流血。
冷静になって考えてみれば、菓子袋にちょこっと付着している程度のチョコレートくらいでは、そう簡単に具合が悪くなったりはしないはずである。(詳しくは「トホわん」のこちらの記事参照。ネコ娘さん、勝手に記事を参照させてもらいました!)
個体差もあるという話だが、私もそんなに慌てなくてもよかった筈なのだ。
冷静に対処できなかった結果、噛みつかれたのだから、これは私が悪いんだよなぁと凹みつつ、流血する指に、ため息混じりにペタペタ絆創膏を貼る私。
その私の打って変わったテンションの低さに、レモンもしまったと思っているのか、意気消沈して私の足元にうずくまる。
そんな状態だったので、もうゴミには執着していない。
絆創膏を張り終えて、ノロノロと散乱しているゴミを拾い上げても、レモンは大人しくしていた。
ちなみにレモンが熱心に舐めていたのは、カップ焼きそばの液体ソースの袋であった。
レモンは多分、いきなり部屋に入ってきた途端の私の剣幕を脅威に感じ、ゲットした美味しい物を取られまいとして、咄嗟に攻撃に移ったのだろう。
私がもっと落ち着いた声で「放せ!」と言えば放せたはずだ。
お散歩の時の拾い食いの時には、それでちゃんと放せているのだから、ちゃんとできるはずなのだ。
最近の、私の中でのレモンの良い子レベルが上がっていたので、瞬時に興奮しやすい性格であることを、すっかり忘れていたが、がっちり思い出させてくれたレモンである。
不甲斐ない自分にすっかり凹んで、ちょっとふて寝を決め込むと、レモンも悪かったと思っているのか、はたまた私がまとっていたよどんだ雰囲気を察してか、ぴったり体を寄り添わせて添い寝をしてくれた。

レモンも悪気があって噛みついたわけじゃないんだよね。
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