いつもはグズリタイムを越えると、スイッチが切れたように、急に寝てしまうのだが、昨夜のレモンは、横になったかと思うと起き上がり、部屋の別の場所へ移動してまた横になり、やっと落ち着いたかと思うとまた起き上がり移動して…、と、この繰り返しなのである。
見ていると、何だか寝付けない様子である。
終いにはベランダや廊下に出してくれと大騒ぎ。
静かにしているのなら、ベランダに出してやってもいいのだが、結局そこでも寝られずに、外の音などが気になって吠えたりするので、近所迷惑になると思いまた部屋へ連れ戻す。
それなら廊下ならいいかと言うと、そもそもレモンが私の部屋で寝ることになったのは、老人性早起きの父が、早朝外へ出入りする際レモンを脱走させてしまうからで、私が父より早く起きる自信がない以上、レモンを廊下に出しておく訳にはいかないのである。
廊下やベランダに出たいという事は、部屋が暑いのだろうか。
もしかしてあっちこっちウロウロして寝付けないのは、熱でもあってどんな格好をしていても、何だか身の置き所がない感じなのだろうか。
とりあえず部屋のストーブを消し、私も寝る事にしたのだが、レモンはどうにも寝られないようで部屋のドアやベランダへ通じる窓をガリガリ、ガリガリと引っかいて騒がしい。
その時既に、深夜2時15分前である。
少し廊下に出して体が冷えた頃合を見て、玄関で寝そべるレモンを回収したが、やはり部屋へ連れて行くとまた騒ぎ出す。
何かが変だ、レモンは具合が悪いんじゃないか?とは思うものの、この時間ではどうしてやりようもない。
命に関わるほどの感じでもないので、夜間救急病院へと走らなくても良いと判断して、レモンにリードを着けてそれを握り締め、部屋の窓やドアをガリガリしに行かないようにして、「明日、朝一で病院行こうね。」と、レモンに声を掛け撫でながら眠りについた。
しかし、やはり落ち着かないレモンに時々起こされ、レモンも私もまんじりともせずに夜が明けていったのであった。

長くなるので、次回へ続く。あっ、一応ちゃんとレモンは生きているので心配しないで、ポチッとお願い。



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