そこには、いつもレモンがおもちゃを抱え込んで破壊してしまっても、「いいよ、いいよ。貰い物だから。」と言って気前良くレモンにおもちゃを放ってくれる方がいた。今日もまたレモンにおもちゃを放ってくれたのだが、そんな時、レモンは他のわんこ達から離れて、文字通りおもちゃを抱え込んでカジカジし破壊活動にいそしむのである。
しかし、この犬集会所にレモンが行きたがるのは他のわんこと遊びたいからじゃないのだろうか。一人で離れてうっとりおもちゃを噛んでて楽しいのだろうか?
他所様のおもちゃ目当てであるならば、「そのままおもちゃを持って行ってもいいよ。」というお言葉に甘えた時など、嬉々として帰りそうなものだが、そんな時でもそこから離れようとすると何度も振り返ったり踏ん張ったりして、そこから離れ難いようなのである。
結局の所、やっぱり他のわんことおもちゃの取り合いなどをして遊びたいのではないかと思う。
しかし、レモンの激しい『取るな!』というガウりの勢いにめげずに、レモンにとってちょうどいい距離感でおもちゃを狙ってくれる子がこの広場にはあまりいないのである。
それが出来る子と言えば、他のわんこと遊ぶのが非常に上手なレディ黒柴ちゃんと、体の大きさでレモンを圧倒してガウりを押さえ込んでしまえる黒ラブ君くらいである。この2匹とは先日の美少女ちゃんとは違い、ちょうど良く押したり引いたり出来るようである。その2匹に毎回必ず会える訳ではないので、会えない時はずっと一人でおもちゃをカジカジしてるだけなのである。
レモンは他の子を遊びに誘うのが、メチャクチャ下手だと思うのだ。
そんな様子を見ていると、ちょっと不憫だなと思うのである。しかしこればっかりは、レモン自身が経験して覚えていくしかないのであろう。
だからレモン、遊べる相手がいなくておもちゃにへばりついてガジガジしてるだけなら、体力も発散できない訳だし犬集会所は早めにお暇するよ。

はい、はい。どんな子とも上手に遊べるようになったら、なんぼでもいてやるよ。
人間の男はメロメロに出来ても、他のわんことはそう上手くいかない不憫なレモンに、ポチッとお願い

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