それはものすごーく簡単に言うと毛を抜いて手入れする方法なのだが、それを知った時、毛を抜くなんて痛くないのか?と、そこに引っ掛かり、毎日ブラッシングしていれば大丈夫だろうと、素人考えを起こして今まで来てしまった。
しかしグリンダさんのブログにストリッピングについての記事があり、そこにはストリッピングをしない事によるデメリットまで書かれており、そこで私は何故ケアンにはその方法でのトリミングが必要なのか初めて知ったわけである。不勉強この上なく、恥ずかしい事である。
そのデメリットとは、ストリッピングをやらないと、元々は硬いケアンの毛がだんだん柔らかくなり、毛玉が出来やすくなるというものである。実は、レモンの背中の毛が少し柔らかくなってきていて、何故かなぁと思っていたところである。去年の冬には出来なかった毛玉も今年はお腹の辺りによくできる。ストリッピングをしていないせいだったのかと、ようやく合点がいったわけである。
そうと解れば早速、前にお世話になったトリマーさんにご相談。しかし、そこでは「ウチはあまりストリッピングはやっていなくて…。」と仰る。何分毛を抜く作業なのでストリッピングに不慣れなトリマーさんだと皮膚にトラブルを起こす事があるのだそうである。そういう意味では、正直に言ってもらえて良かったのだが、さて困った。そこがダメならどこへ行こうかと思っていると、そのトリマーさんが、「私がトリマーの勉強をしていた頃にストリッピングの先生をしていた人がやってるお店があるんですが…。」おっ!それはどこですか?「すいません。場所はわからないんですが、お店の名前だけなら…。」いいです!名前だけでも教えて下さい!!
というわけで、家に帰ってから早速ネットで調べてみたら容易に解った。ビバ!ネット!!
しかし家からは少々遠い。家から近いお店で出来れば、それに越したことはない。それで最近出来たばかりの近所のトリミングもやっているペットショップへ行き聞いてみると、そこでもストリッピングはできないと言う。ストリッピングってそんなに特別な技なのかと思い、最初に聞いたお店に行ってみることにした。どうせ行くなら、レモンも連れて行って実際に毛を見てもらって、お話しを聞いてこようと思い立ったのである。それが一昨日のガッツリお散歩の目的地であった。
レモンの毛を見てもらい幾つか質問した後予約を入れて、今日の午後、ストリッピングをする事となった。
暴れ犬のレモンのことなので大暴れするだろう事を予想し、午前中はドッグランで過ごし体力を消耗して貰う事に。ドッグランで遊ぶには絶好の天気。暑いくらいであった。

2時間ほどたっぷり遊んで、いざ、トリミングへ。
ちなみに今日は自転車移動。レモンは自転車かごに乗って頂く。行きは上り坂でそれなり、息も切れるがそれでも足も腰も痛くはならないし、帰りは逆にずっと下り坂で、ほとんどペダルをこぐ事もない。楽なものである。
レモンをトリマーさんに預けてその辺で時間をつぶし、ケータイにストリッピング終了の連絡が来るのを待つこと2時間。
いよいよ大変身したレモンとご対面。

ま~、レモンちゃん、茶色いウエスティみたい!!背中なんか、茶柴ちゃんなみの長さと手触り

さすがプロの腕前、毛束だらけでワイルドなボサ毛がフワフワのスベスベ。
ストリッピング前と後の似た角度の画像を撮れたので見て頂きたい。

耳先の後ろの毛も綺麗に整えられて、尻尾もほっそり、尻毛もスッキリ。全体的に一皮剥けた感じである。
私の不勉強で、危うくレモン、見た目はおろか衛生的にも問題ありになる所であったが、良いお店に出会えて良かった。
もっと早くにしてあげられれば良かったなと反省しつつ、素敵な仕上がりにウキウキしてしまうのであった。
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